これからDTMを始める方に【DAWソフトその1】
ここでは初心者にオススメのDAWソフトを紹介していきます。
(書ききれないので少しずつ紹介していきます)
【DAWとは】
Digital Audio workstationの略です。PCで音楽を作るためのメインとなるソフトです。
まずはこれがないとDTMが出来ないです。
【無料版と有料版の違い】
主になにが違うかと言うと
「有料版の機能を一部制限しているもの」
と最初は思ってもらえるといいでしょう。
無料版は基本的なレイアウト等は有料版と変わらないですが主に
作成できるトラックの数
その他の機能
が明らかに減っています。
その他の制限は各メーカーによって異なります。使い方を覚えるとかちょっと簡単に作曲、録音してみたいなら無料版でも問題ありません。ですが、ちゃんと一曲完成させたい、とかいろんなジャンルの編曲やミックスもやってみたいなら有料版にしましょう。
【じゃあどのDAWを買えばいいのか】
それは自分のやりたいジャンルに適しているかどうかで判断します。
歌もの(ポップス、ロック等)をやりたいならコレ
ループもの(EDM、テクノ、ヒップホップ)等はコレ
と作りたいものに合わせて選んで行きます。
【主なDAWソフト】
打ち込み(生楽器):★★★★★
打ち込み(ループもの):★★★
ミックス:★★★★★
コスト(予算):★〜★★★★★
音源クオリティ:★★★
老舗DAWソフトの一角。ボカロの影響もあり、多分日本で一番使用されています。
(因みに私もCubaseユーザーなので多少贔屓目で見てしまいます。ご了承ください)
イメージで言うとオールラウンダー(どんなジャンルでも作れます)
特に生楽器主体の方はオススメ。不安定なリズムの打ち込みもやりやすいです。(ランダムクオンタイズ)。最近はインプレイスレンダリング機能にもお世話になってます。ステレオトラックなら即オーディオ変換可能。
後は多数のトラックをMIXするときも画面が見やすいと言うところもオススメポイントです。
ただ元々が、プロが作、編曲をするためのソフトですので基本作業感が否めないところが弱点。(後最近のアップグレードで若干使いづらく感じるところは不満点)
音楽理論を駆使して地道に制作していくスタイルです。
後はステップシーケンサーが壊滅的です(泣)Liveとかを使うといかに使いづらいかが分かります。
じゃあなぜCubaseを使い続けるのか。私はCubaseの本質は【カスタマイズ】していくことだと考えています。
自分の制作にあった有料の音源、プラグインを購入していくことでデメリットが解消されていくため、ソフト単体で見ると最近のDAWのほうが音がよかったりするのですが長期的に見ると圧倒的に使いやすいと感じます。(どうせ音源やプラグインを買い足していく事になるため後々DAW内の音を使う機会は確実に減っていきます。)キーボードショートカットも豊富でカスタマイズもしやすいため、自分の制作スタイルまでしっかりと作ることができます。
※画面解像度が1980x1080以上、15インチ以上のモニターを搭載しているスペック高めのPCを推奨します。
画面解像度が低いとはみ出てメチャメチャ使いづらいです・・あとDAWは基本ごちゃごちゃしているので小さい画面だと本当に疲れます。
(アカデミック版は販売店で買えば手続きをしてくれるので楽です)※学生証必須
Apple Logic Pro X
打ち込み(生楽器):★★★★
打ち込み(ループもの):★★★
ミックス:★★★★
コスト(予算):★★〜★★★
音源クオリティ:★★★
こちらも老舗、現在はMac購入時に20000円程で買えます。通常版でもCubasePROより安いためコスパがいいです。正直私はMacユーザーではないし、Logicも数える程しか使っていないのでそこまで参考にはならないかもしれません。
LogicもCubaseと使い方自体は似ていて、音楽理論を駆使して地道に制作していくスタイルです。ただ打ち込み自体はCubaseに軍配が上がるかなーと思います。
個人的にLogicがCubaseより良かったことはMIDIコントローラーの設定がめっちゃ簡単だと思いました。
Cubaseは設定自体がとてもめんどくさい上にプリセットとして登録しておかないといけないのですが、Logicの場合は「ここだけコントローラーで動かしたいな」と思ったらすぐに設定できます。(というよりCubaseがめんどくさすぎる)
最近のCubaseは動作が重い上、元々起動時間が長いです。Logicのほうがスッと起動するというところもオススメポイントです。
ひとつ注意点としては、音源の方式です。
CubaseはVSTという方式で音源やプラグインを動かしていますが、LogicはAU(Audio Unit)という方式で動いています。有料のものはだいたい対応していると思ってもらってもいいですが、無料で落とせる音源には対応していないものがある可能性が高いです。
頭の片隅に置いておくといいでしょう。
音源クオリティはあまり良くないと聞きます。こちらもCubase同様別のソフトでカスタマイズしていきましょう。