コードとは【その1:ダイアトニックコード、その他のコード】
主にポピュラーミュージックで使うコードをザックリと説明させていただきます。
【コードとは】
重ねた音を和音『コード』と呼びます。
まずは基本的なダイアトニックコードというものをお話します。
コードの元になる1番下の音をルート音と呼び、各キーの音を1音飛ばしで重ねていったものをダイアトニックコードと呼びます。
基本的にはこの中のコードで進行を作れば簡単な音楽は作れます。ただしダイアトニックコードをそのまま使うだけのサウンドはあまりかっこいいとは言えません。
【それ以外の主なコード】
7thコード(セブンスコード)
メジャー3和音のコードに、ルートから数えて短7度の音を足す。転調等、雰囲気を変える直前に使用。
メジャー7thコード(メジャーセブンスコード)
メジャー3和音に、ルートから数えて長7度を足す。主に音に厚みを増やしてオシャレな響きにする
マイナー7thコード(マイナーセブンスコード)
マイナー3和音に、ルート音から数えて短7度の音を足す。主に音に厚みを増やしてオシャレな響きにする
マイナーメジャー7thコード(マイナーメジャーセブンスコード)
マイナー3和音に長7度を足す。かなり不安定な音。
add9コード(アドナインスコード)
メジャーの3和音に長9度(オクターブ上にあるスケール2番目)の音を足す。オシャレな響きにしたい時に使う。
6thコード(シックスコード)
メジャーコードに長6度の音を足す。ダイアトニックの5番目の音の代わりに使ったりします。
オーギュメントコード
メジャー3和音のうち、Vの音を半音♯(上げる)させます。主にコードとコードの間に挟むようにして使用。(クリシェ等)に使用
ディミニッシュコード
マイナー3和音のうち、Vの音を半音♭(下げる)させます。主にコードとコードの間に挟むようにして使用。(クリシェ等)に使用
sus4コード(サスフォーコード)
メジャー3和音のうち、真ん中の音(3度)の音を完全4度で鳴らす。サビ前の展開や曲が終わる時等に使用
7sus4コード(セブンサスフォーコード)
sus4コードに短7度の音を足した音。サビ前の展開等に使用
ダイアトニックコードにはそれぞれ特性があります。同じコードでも使うキーによって使い方が変わるんです。
種類は主に3つ
トニック(ⅠーⅢーⅥ)
非常に安定した響きです。このコードで終わる事で完結したイメージを持たせることができる。
サブドミナント(ⅡーⅣ)
トニック、サブドミナントどちらにも繋げられる。
ドミナント(ⅤーⅦ)
トニックのコードに繋げたくなる響きがします。
例:key=C、F-G-Em-Am(ⅣーⅤーⅢーⅥ)
まずはここまでしっかりと覚えましょう。後は好きな楽曲のコード進行を見て引き出しを増やしていきましょう。身体に叩き込めば自由な組み合わせで楽曲を作れるようになります。