【オーディオインターフェース】Antelope Discrete4ってWindowsユーザーにとっては最強じゃない!?
こんにちは、Theas Musicです。
最近宅録に特化したオーディオインターフェースすごく出てきてますよね。(AXE I/OやSono等)
昔はWindowsユーザーが選ぶコンパクトなオーディオインターフェースの行き着くところってFocusriteかMOTU、RMEくらいしかなかったですけど今は選択肢の幅が広がったため選ぶのも一苦労。。
MacユーザーならApolloが使えるから良いけれどWindowsユーザーはまだまだ使えるPCも少ないので安心して動かせるものが欲しいですね。
そんな中、個人的に今オススメしたいオーディオインターフェースは何?と聞かれたら私は真っ先にこのAntelopeをオススメしたい。
Antelope Audio Discrete4
なんでこれが良いかというとスペックがハンパないからですね。搭載されている機能をみるとこの価格は安い!と思ってしまいます。
簡単に言うとUniversal Audio ApolloやMOTU、RMEのいいところを凝縮しました!みたいなこの機能の豊富さ。それだけでもこの機材の凄さがわかってしまいます。
Discrete4の凄いところ
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ハイスペックのAD/DAコンバーター内蔵
- ディスクリート回路搭載のマイクプリアンプ
- ほぼ100%Discrete側でプラグイン処理できるFPGA FX内蔵
- 豊富な入出力(デジタル入出力、増設可能)
- Thunderbolt,USB両対応
とあげればキリがありません。
- その1:AD/DAコンバーター
- その2:ディスクリート回路
- その3:FPGA FXプラグイン
- その4:豊富な入出力端子
- その5:Thunderbolt,USB対応
- Basic FXとPremium FXの違い
- Discrete4の効果的な使い方
その1:AD/DAコンバーター
Antelopeは元々ハイスペックのAD/DAコンバーターで有名になったメーカーです。
当時数十万円はするようなAD/DAコンバーターの機材を同クオリティ並みの精度でコストダウンを成功させ、非常に重宝されました。
AD/DAコンバーターとは
A:Analog(アナログ)/B:Digital(デジタル)という意味です。アナログ信号をデジタル信号に変換する際、どうしても音質劣化が起きてしまいます。
この音質劣化は単なるサンプリングレートの数値やビットレートに収まらず、信号そのものを通す機材によって音の変化が起こります。
録音するときオーディオインターフェースを繋ぐのは、このAD/DAがあるから高品質なレコーディングが可能になるんですね。
(有名なAD/DAだとBurr-Brown製等があります)
その2:ディスクリート回路
ディスクリート回路とは、現在のICチップを使った処理をするものではなく、昔ながらのトランジスタやコンデンサといったパーツを組み合わせて作った回路のことをいいます。
メリットは一つ一つのパーツを厳選して選べること。サウンドの追求ができます。
デメリットはどうしても筐体が大きくなってしまうことです。
このディスクリート回路は、ハードウェアのマイクプリでよく採用されています。
それを複合機材であるオーディオインターフェースに投入するというのは簡単ではありません。このDiscrete4はそのまま録音で使っても非常に倍音豊かな音で録音ができます。
その3:FPGA FXプラグイン
FPGAFXとはハードウェア(ここでいうDiscrete4)で動作するエフェクトのことです。
(近いのはUniversal Audio Apollo twin等ですかね)
AntelopeのFPGAはPCと完全に独立して動くためPCの処理能力に依存しない。つまり多少低スペックのPCでも問題なく動作できるという点にあります。
俺は作曲はしないけど誰かの曲のギターだけ録ったりする!という人ならそんなにPCにこだわる必要もないためこのDiscrete4にだけお金を投資すればいいのです。
また、比較対象であるApolloは購入当時は8種類(キャンペーンで11~12種類ほど)のプラグインがついてきますがAntelopeはなんと50種類以上!元々の数が違います。
更にFPGAのいい点として、アップデートは全て専用のlauncherを使って更新します。新しいプラグインや仕様変更があればこれですべて更新可能なのです。
その4:豊富な入出力端子
Antelopeのオススメポイントは更にこんなところまで。とりあえずSPDIFやADAT、マイクプリが4ch、出力が4ch(Moniter2ch、Line OUT4ch)と接続できる機器の数が多いこともポイントです。ワードクロックも搭載しているためマスターレコーダーやその他デジタルレコーディングにも対応しています。SPDIFはHelixやAXEといったギタープロセッサーにも搭載されており、機材の音をそのまま劣化させることなく録音可能になります。レコーディングだけでなく、ギタリスト、ベーシストにはありがたい機能であふれています。
その5:Thunderbolt,USB対応
ぶっちゃけこれはものすごくでかい!Windows10,MAC両方対応しています。(これはすごくありがたいですね!)
Apollo使いたいけどWindowsだしな~と歯がゆい思いをした人も多いとは思いますが、このDiscreteならApolloっぽいこともできるので大変オススメとなっています。
Basic FXとPremium FXの違い
- Discrete 4 Basic FX の場合は、1-2ch のみに合計 4 つのエフェクトが同時に処理できます。また、ギターエフェクトは 1 つのみ起動可能です。
- Discrete 4 Premium FX の場合は、1-4ch に合計 16 のエフェクトが同時に処理できます。また、ギターエフェクトは 2 つ起動可能です。
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付属するエフェクトの種類は Basic、Premium で違いはありません。同時処理できるエフェクトの数が異なるだけです。
エフェクトの種類や詳細については FPGA FX のページでご確認下さい。追加のエフェクトがある場合はアップデートで自動で追加されます。また、Premium FX Pack を購入された方は AFX2DAW の使用が可能です。
(※ AFX2DAW とは、この FPGA FX を DAW 上で使用できるようにする Plug-ins のことです。) - ※メーカーページ転載
購入するならPremiumのほうがDAWで使えますし差せるエフェクトの数が違うのでオススメです。
Discrete4の効果的な使い方
Discrete4にもアンプ、キャビネットのシミュレーションはありますのでこちらを使うのもいいかと思いますが、外部のアンプシミュレーターで音作りをするときちょっとした一手間を加えるだけでサウンドに劇的な変化があります。
それは『アンプシミュレーターの前にプリアンプ、もしくはコンプを掛けてあげてください。』
実際エフェクトボードで組んでる人なら分かると思いますが、要は『ゲインブースター』としてDiscreteを使ってあげます。
こうすることでアンプシミュレーターのゲインがより出せるようになり、サウンドもより太くなります。コンプを掛けていれば粒も揃うので上手く聴こえます。
慣れてきたらEQも掛けてあげてからプラグインのアンプシミュレーターを使ってあげると効果的です。
リアンプも使えますので自宅で録音をガッツリする方、ミックスやマスタリング、製作に使いたい方、幅広い層のユーザーを対象にしていますのでWindowsユーザーは是非このクオリティを目指して欲しいです。