【歌ってみた】配信で使えるボーカルエフェクターを紹介
こんにちは。TheasMusicです。
『歌ってみたの配信をしてるけれど、もっと自分の声をいい感じに補正して聴かせたい!』
そう思っている方はいませんか?
そんな方に今回は配信時に使えるボーカル用のエフェクターを紹介します。
【歌を上手く聴かせるコツとは】
ここで言う上手くとはズバリ「エフェクト」を掛けて補正してあげる事を言います。
声に掛ける代表的なエフェクターと言えば
辺りになります。この中で上手く聴かせるのに重要なのは
- リバーブ(ディレイ)
- ピッチ補正
次点で
- コンプレッサー
となります。
なのでまずはリバーブとピッチ補正を手に入れましょう。
【リバーブとは】
リバーブ(カラオケで言うエコー)とは、部屋鳴り(残響音)を再現するエフェクターです。
人間は音を認識するとき、直接耳に届く音と、壁に跳ね返った無数の音波(ディレイ音)を聴くことでその音源の距離感等を把握しています。このエフェクターは擬似的にホールやスタジオの箱鳴り感を再現してくれるものになります。
なぜリバーブが必要?
先ほど人間の音に対する認識の話をしましたね。人間はこの部屋鳴り感がなくなると正確な距離感が掴めなくなってしまうのです。
カラオケの音源とリバーブが掛かっていないボーカルを合わせるとちょっと浮いちゃってるように感じると思います。これはボーカルの正確な距離感を認識できていないから起こっています。ボーカルだけ別次元の場所から聴こえているようなものですね。
この違和感を無くすために必要なのがリバーブになります。
【ピッチ補正】
現代の歌もの楽曲に必ずといっていいほど使われているピッチ補正。
まず音程がずれている(音痴)だと聴いている人は不快に感じてしまいます。
細かい音程を取るのが難しいと言う人はピッチ補正を導入してみるといいでしょう。(頼らないのが一番なんですが)
また、このピッチ補正は最近流行りの「ケロケロボイス」を出すときにも使用します。
ケロケロボイスの仕組み
ケロケロボイスとは=「ハードチューン」
つまり一瞬でピッチ補正をすることにより起こる現象になります。
まず人の発声の仕組みとして、子音の音は一瞬だけピッチがずれます。
また、音と音を繋いでいる間は微妙に音がずれます。(大げさにするとしゃくり)
この繋ぎの微妙な音を一瞬でピッチ補正してあげると、クワッという音になりケロケロボイスとなります。
ジェンダーファクターとは
簡単に言うと男声、女声にすることができます。余り激しくするとニュースでよくある
あやしいおっさんや女性の声になります。最近流行のVtuberもこのジェンダーファクターを使っています。
なのでピッチ補正の使い方としては
- ボーカルの補助的役割
- エフェクトとして使う(ケロケロ、または声を変える)
の2種類がありますので覚えておきましょう。
【コンプレッサーとは】
コンプレッサーは音圧、音量調整のエフェクターです。
音量バランスを調整することで均等な声量で聴かせることができます。
声量の調整が難しい人は導入してみましょう!ただし掛けすぎると気持ち悪い音になってしまうので何事もやりすぎには注意です。
あとは、ハモリが欲しいときはハーモニクスを、メガホンみたいな音やラジオボイスが欲しいときはディストーションを使ってみるといいです。
【オススメエフェクター】
TC Helicon Voicelive play
ボーカル用のエフェクトならだいたい使えるのがこのVoicelive playです。
ハモリはもちろんリバーブ、ハードチューン、ディストーション等あらゆるものが一つの機材で使えてしまいます。
何よりオススメなのが「HIT」機能というものです。
このエフェクターは、常時掛けておくエフェクトと、ON/OFFができるHITという設定が可能になります。数少ないボーカルエフェクターの中で、一番細かい調整が利くところが魅力の一つです。
(48Vのファンタム電源対応ですのでコンデンサーマイクも使えます。)
BOSS VE-20
BOSSからはこのVE-20を推します。機能の豊富さではVoicelive Playに劣りますが、使いやすさの面ではコチラが勝っています。
主にハーモニーやリバーブだけ掛けたいという人が使うエフェクターになりますのでそれだけでいいという人はこのVE-20がいいでしょう。
アコースティックも交えた弾き語りなら、VE-8がオススメです。一台でギター、ボーカル両方の調整が可能です。
最近Vtuberの間で人気のボーカルエフェクターと言えばこのVT-4でしょう。
TC HELICONの個別で掛けられるエフェクターシリーズです。オススメはピッチ補正のC1とリバーブのR1です。